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ブロッサムグループ株式会社は法定雇用率を達成してる?障害者雇用の取り組みを解説

ブロッサムグループ株式会社 法定雇用率 アイキャッチ

「ブロッサムグループは法定雇用率を達成しているの?」そんな疑問をわかりやすく解説します。

目次

ブロッサムグループ株式会社とは?

会社概要

本社所在地東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14F
設立2018年4月
代表者代表取締役社長 福留 忠義
従業員数約450名(グループ全体)
上場状況非上場
公式サイトhttps://www.blossomgroup.co.jp/

主な事業内容

ブロッサムグループ株式会社は、「ソーシャル・ソリューション企業」として、子育て・療育・就労支援など幅広い分野で社会課題に取り組んでいます。

  • 児童発達支援・放課後等デイサービス(ブロッサムジュニア)
  • 学童保育(ブロッサムキッズ)
  • 障害者就労継続支援A型(ブロッサムワークス)
  • 保育事業(ブロッサムナーサリー)
  • 各分野に関するコンサルティング事業

現在では全国に50以上の事業所・教室を展開し、フランチャイズを通じて地域に密着したサービスを広げています。

企業理念・ビジョン

ブロッサムグループの理念は「ソーシャル・ソリューションのチカラで未来を創る」です。

「みんなちがって、みんないい」という価値観を大切にし、一人ひとりの個性を尊重する社会を目指しています。

また、子育て支援や障害者福祉だけでなく、高齢者介護など新しい分野にも積極的に取り組み、ワンストップのトータル・ソーシャル・ソリューション企業体としての成長を追求しています。

ブロッサムグループの事業と障害者雇用

事業領域と障害者雇用の親和性

ブロッサムグループは、児童発達支援・放課後等デイサービス、学童保育、障害者就労支援、保育事業など「人と社会をつなぐ事業」を幅広く展開しています。

これらの事業は、障害のある方やそのご家族と日常的に関わる分野であるため、従業員自身に障害理解や配慮の意識が自然と根付いている点が特徴です。障害者雇用と非常に親和性が高い事業領域といえます。

社内での障害者雇用体制

ブロッサムグループでは、就労継続支援A型事業所「ブロッサムワークス」を運営し、障害のある方が安定して働ける場を提供しています。

事務作業や軽作業、IT関連業務など、個々の能力や体調に応じて業務を切り分ける仕組みを整えており、安心して働ける環境づくりを進めています。さらに、管理者や支援員が日常的にサポートを行い、定着率の向上にも取り組んでいます。

働きやすさを支える取り組み

障害者雇用の現場では、無理のない勤務時間設定や職場環境の調整が重要です。

ブロッサムグループでは、シフトの柔軟な調整や業務マニュアルの整備、定期的な面談を通じて従業員の声を反映しています。また「みんなちがって、みんないい」という理念のもと、障害の有無にかかわらず一人ひとりが尊重され、安心して働ける風土づくりに力を入れています。

これにより、働きやすさと長期的な就労継続の両立を実現しています。

法定雇用率とは?

法定雇用率とは?

法定雇用率の定義と仕組み

法定雇用率とは、企業や自治体などの事業主が「全従業員のうち、一定割合以上の障害者を雇用しなければならない」と法律で定められた割合のことです。

これは障害者雇用促進法によって規定されており、障害のある方が社会で活躍できるよう、雇用機会を確保するための仕組みです。2024年4月からは民間企業の法定雇用率は2.5%となり、2026年7月には2.7%へ引き上げられる予定です。

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対象企業と義務内容

法定雇用率の対象となるのは、従業員数が一定規模以上の企業や団体です。民間企業の場合、従業員43.5人以上の規模がある事業主に雇用義務が発生します。

義務を満たせない場合、企業名の公表や納付金の支払いといったペナルティが課されることもあります。一方で、達成している企業は「障害者雇用優良企業」としての信頼性向上につながります。

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計算方法と対象労働者

法定雇用率の計算方法はシンプルで、
従業員数 × 法定雇用率 = 必要な障害者の雇用人数という式で求められます。
たとえば従業員が200人の企業であれば、200 × 2.5% = 5人の障害者雇用が必要です。

なお、雇用率の対象となる障害者は、身体障害者、知的障害者、精神障害者などで、週の労働時間によって0.5人カウントや1人カウントされる仕組みもあります。このように、実際の計算では勤務形態や障害区分を踏まえた調整が行われています。

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ブロッサムグループの法定雇用率は達成している?

達成

従業員数と必要な障害者雇用人数

ブロッサムグループの従業員数は、グループ全体でおよそ450名とされています。
現在の民間企業の法定雇用率は2.5%のため、単純計算すると

450名 × 2.5% = 約11名

ブロッサムグループは11名以上の障害者雇用が必要になってきます。また2026年7月には2.7%へ引き上げられるため、12名が法定雇用率のラインになると考えられます。

従業員数障害者雇用数雇用率

450人
11人(目標)2.5%
-人(実績)-%

就労継続新A型は障害者雇用にカウントされる?

ブロッサムグループでは、就労継続支援A型事業所「ブロッサムワークス」を運営しており、障害のある方と雇用契約を結んで働いてもらっています。

A型は雇用契約を結ぶため、従業員としてカウントされ法定雇用率に算入されます。

一方で、B型は雇用契約がなく工賃という形での支払いになるため、法定雇用率の対象外です。この仕組みからも、ブロッサムグループは障害者雇用を「実雇用」として積極的に進めていることが分かります。

A型の事業所を運営しているという部分からブロッサムグループの法定雇用率はほぼ達成いていると考えて間違いありません。

今後の見通しや課題

今後、法定雇用率の段階的な引き上げが予定されており、グループとしてもさらに障害者雇用の拡大や雇用の質の向上が求められます。

ブロッサムグループの理念である「みんなちがって、みんないい」を実現するためには、A型事業所だけでなく、他の事業領域においても多様な雇用機会を広げていくことが期待されます。

『流通業界』各社の法定雇用率について

「流通業界の各社は法定雇用率を達成しているのか?」会社ごとにまとめていますので是非ご覧ください。

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この記事を書いた人

法定雇用率ナビの編集部です。福祉業界員は5年以上在籍しており、企業の障害者雇用や障害者の方々のリアルな就職状況など目の当たりにしてきました。わかりやすい言葉で様々な角度からの情報をお届けできたらと思います。

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