「SMBC日興証券は法定雇用率を達成しているの?」そんな疑問をわかりやすく解説します。
SMBC日興証券とは?

会社概要
会社名 | SMBC日興証券株式会社 |
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所在地 | 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング |
設立年 | 2009年6月15日 |
資本金 | 1,350億円 (2025年6月30日現在) |
代表者 | 代表取締役取締役社長CEO:吉岡 秀二 |
従業員数 | 9,123人 (2025年6月30日現在) |
上場市場 | 非上場(親会社:三井住友フィナンシャルグループは上場) |
主な事業内容
- リテール事業(個人投資家向け証券サービス)
- ホールセール事業(法人・機関投資家向け証券業務)
- 投資銀行業務(株式・債券の引受、M&Aアドバイザリーなど)
- 資産運用・リサーチ
証券業界における位置づけ
- 大手証券会社の一角として、国内トップクラスのネットワークを保有
- 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の証券中核企業
- リテールからホールセール、投資銀行業務まで総合証券として展開
SMBC日興証券のグループ会社一覧
会社名 | 事業内容 |
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日興ビジネスシステムズ株式会社 | 証券関連のバックオフィス業務の代行業務 |
日興リサーチセンター株式会社 | 社会システム・資産運用等に関する情報サービス業務 |
日興アイ・アール株式会社 | IR活動に関する企画・運営 |
日興企業株式会社 | 保険代理業、事務用品等の販売業 |
日興みらん株式会社 | 証券事務業務、教育・研修業務 |
SMBC日興証券と障がい者雇用
特例子会社はある?
SMBC日興証券には、特例子会社として「日興みらん株式会社」があります。
同社は障がい者雇用促進法に基づき設立され、オフィスサポート業務などを通じて障がいのある方が安心して働ける環境を整備しています。
日興みらん株式会社ってどんな会社?

日興みらん株式会社は、SMBC日興証券株式会社の特例子会社として設立された企業です。
障がい者雇用促進法に基づき、障がいのある社員が安心して働ける環境を提供し、グループ全体の多様性推進に寄与しています。
会社概要
会社名 | 日興みらん株式会社 |
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所在地 | 東京都中央区日本橋小網町9-2 |
設立 | 2015年4月1日 |
資本金 | 3,000万円 |
親会社 | SMBC日興証券株式会社 |
従業員数 | 102名(含む契約社員)2025年4月現在 |
主な役割
- SMBC日興証券のバックオフィス業務をサポート
- 障がいのある社員の職域を広げ、長期的な雇用を実現
- SMBCグループ全体の法定雇用率達成に大きく貢献
特徴
- 特例子会社として、障がい特性に応じた配慮を徹底
- 働きやすい環境づくりに注力し、安心して活躍できる職場
- ダイバーシティ経営を支える重要なグループ会社
法定雇用率とは?

定義と仕組み
法定雇用率とは、障がい者雇用促進法に基づき、企業や官公庁などに課せられている「障がい者を雇用すべき割合」のことです。一定規模以上の企業は、常用労働者数に対して定められた割合以上の障がい者を雇用する義務があります。
対象企業と義務内容
- 従業員数43.5人以上の民間企業は、障がい者を一定割合以上雇用する義務がある
- 未達成の場合は「障害者雇用納付金」の支払いが必要
- 達成している企業は「調整金」や「報奨金」を受け取れる仕組み

計算方法と対象労働者
法定雇用率の算出は、企業の常用労働者数に法定雇用率を掛けて計算します。対象となる労働者には、正社員だけでなく契約社員・パートタイマーの一部も含まれます。
障がいの種別や労働時間によって算定方法に調整が加えられる場合もあります。

SMBC日興証券は法定雇用率を達成してる?

単体での雇用率
SMBC日興証券の従業員数は約9,300名(2024年3月末時点)とされています。
法定雇用率は2024年4月から2.5%に引き上げられましたが、同社の障がい者雇用率は 2.82%と公表されており、基準を上回っています【SMFG統合報告書はコチラ】。
このことから、SMBC日興証券は単体として法定雇用率を達成していることが確認できます。
グループ全体での雇用率
SMBC日興証券を含む三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)全体でも、障がい者雇用の拡大を継続的に推進しています。
特例子会社「日興みらん株式会社」をはじめとしたグループ各社の取り組みにより、グループ全体としても法定雇用率を達成しているとされています。
今後もSMBC日興証券およびSMFGグループは、障がい者雇用のさらなる推進を通じて、多様な人材が活躍できる環境づくりを進めていくことが期待されます。

『金融業界』各社の法定雇用率
「金融業界の各社は法定雇用率を達成しているのか?」会社ごとにまとめていますので是非ご覧ください。
メガバンク・銀行
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)×法定雇用率
- 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)×法定雇用率
- ゆうちょ銀行×法定雇用率
- みずほフィナンシャルグループ×法定雇用率
- 株式会社りそなホールディングス
証券会社・投資銀行
- 野村ホールディングス×法定雇用率
- 大和証券グループ本社×法定雇用率
- SMBC日興証券×法定雇用率
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUFG系)
- SBIホールディングス(SBI証券)
- 楽天グループ×法定雇用率
- マネックスグループ×法定雇用率
保険会社(生命保険・損害保険)
- 日本生命保険(ニッセイ)×法定雇用率
- 第一生命×法定雇用率
- 明治安田生命保険×法定雇用率
- 住友生命保険(スミセイ)×法定雇用率
- 東京海上ホールディングス×法定雇用率
- 損害保険ジャパン(SOMPO)×法定雇用率
- MS&ADインシュアランスグループ×法定雇用率
- アフラック生命保険×法定雇用率
- プルデンシャル生命保険×法定雇用率
信託銀行・その他金融サービス
- 三井住友信託銀行
- 三菱UFJ信託銀行
- みずほ信託銀行
- オリックス株式会社×法定雇用率
- 株式会社ジャックス×法定雇用率
- クレディセゾン×法定雇用率
- イオンクレジットサービス(イオングループ系)