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損害保険ジャパン(SOMPO)は法定雇用率達成してる?障害者雇用と事業内容を解説

損害保険ジャパン(SOMPO) 法定雇用率 アイキャッチ

「損害保険ジャパンは法定雇用率を達成しているの?」そんな疑問をわかりやすく解説します。

目次

損害保険ジャパンとは?

損害保険ジャパン株式会社は、SOMPOホールディングス株式会社の中核企業であり、日本を代表する損害保険会社のひとつです。東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険と並ぶ「損保3メガ」の一角を占めています。

会社概要

会社名損害保険ジャパン株式会社
所在地東京都新宿区西新宿1丁目26番1号
設立年1888年(明治21年)10月
資本金850億円
代表者代表取締役社長 石川 耕治
従業員数20,731名
上場市場プライム市場(8630:SOMPOホールディングスとして上場)
公式サイトhttps://www.sompo-japan.co.jp/

主な事業内容

  • 損害保険事業(自動車保険・火災保険・傷害保険など)
  • 生命保険事業(SOMPOひまわり生命)
  • 介護・ヘルスケア事業(SOMPOケア)
  • 資産運用事業・海外保険事業

保険業界における位置づけ

損害保険ジャパンは、東京海上日動、三井住友海上と並ぶ「損保3メガ」の一角であり、国内損害保険市場において高いシェアを誇ります。さらに、海外保険事業や介護・ヘルスケア分野にも積極的に展開し、多角的な事業運営を行っています。

SOMPOグループ会社一覧

会社名事業内容
SOMPOひまわり生命保険株式会社生命保険事業
SOMPOケア株式会社介護・ヘルスケア事業
SOMPOアセットマネジメント株式会社資産運用・投資信託業務
SOMPOリスクマネジメント株式会社リスクコンサルティング事業

SOMPOと障がい者雇用

SOMPOグループでは、多様な人材が活躍できる環境づくりを重視しており、障がい者雇用にも積極的に取り組んでいます。その中心的な役割を担っているのが、特例子会社のSOMPOチャレンジド株式会社です。

SOMPOチャレンジド株式会社とは?

SOMPOチャレンジド株式会社は、SOMPOホールディングス株式会社の特例子会社として設立された企業です。障がいのある社員が安心して働ける環境を提供し、グループ各社の業務を幅広くサポートしています。

会社概要

会社名SOMPOチャレンジド株式会社
所在地東京都西東京市新町6-3-5
設立年2018年4月2日
資本金2,500万円
代表者代表取締役社長 榎本 恭子
従業員数259名(うち障害者170名)
親会社SOMPOホールディングス株式会社
公式サイトhttps://www.sompo-cha.com/

主な事業内容

  • 保険関連の事務業務(契約書処理、申込書点検など)
  • データ入力、文書電子化、帳票管理
  • 印刷、封入、発送業務
  • オフィスサポート(清掃、備品管理など)

役割と特徴

  • 法定雇用率達成に貢献: SOMPOグループ全体の障がい者雇用を支える中心的存在
  • 多様な職域: 事務業務からオフィスサポートまで幅広い就労機会を提供
  • 安心の環境: 障がい特性に応じたサポート体制を整え、定着率も高い

法定雇用率とは?

法定雇用率とは、障害者雇用促進法に基づき、企業や官公庁などに課されている「障がい者を雇用すべき割合」を示す制度です。障がい者の安定した就労を確保し、社会全体で活躍の場を広げることを目的としています。

法定雇用率の定義と仕組み

常用労働者を一定数以上雇用している企業や行政機関は、厚生労働省が定める法定雇用率以上の障がい者を雇用する義務があります。この割合は社会状況に応じて段階的に引き上げられています。

対象企業と義務内容

  • 民間企業:従業員43.5人以上で雇用義務が発生
  • 国・地方公共団体:すべての機関が対象
  • 独立行政法人など:同様に雇用義務あり

法定雇用率を満たさない場合、行政からの指導や「障害者雇用納付金」の支払いが必要になることがあります。

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計算方法と対象労働者

必要な障がい者雇用人数は以下の計算式で求められます。

常用労働者数 × 法定雇用率 = 必要な障がい者雇用人数

2024年4月時点の民間企業の法定雇用率は2.5%、2026年7月からは2.7%に引き上げられます。

例えば、損害保険ジャパンの従業員数20,731名(2024年3月末時点)の場合、必要な障がい者雇用人数は以下の通りです。

  • 2024年現在(2.5%):約518名以上
  • 2026年7月以降(2.7%):約560名以上
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SOMPOは法定雇用率を達成してる?

達成

損害保険ジャパン単体での雇用率

損害保険ジャパン株式会社(SOMPOグループの中核会社)の単体での障がい者雇用率は、公式には公表されていません。ただし、従業員数20,731名(2024年3月末時点)の場合、法定雇用率2.5%で約518名以上、2026年7月以降の2.7%基準では約560名以上の障がい者雇用が必要となります。

グループ全体での取り組み

SOMPOホールディングスの公式サイトによると、2024年6月1日時点でのグループ全体の障がい者雇用率は2.52%と公表されています。これは法定雇用率2.5%を上回っており、グループ全体として基準を達成していることが確認できます。

さらに、特例子会社SOMPOチャレンジド株式会社を通じて、書類電子化やデータ入力、印刷・発送、オフィスサポートなど多様な職域で障がい者が活躍しています。

結論

損害保険ジャパン単体の雇用率は未公表ですが、グループ全体(SOMPOホールディングス)では法定雇用率をクリアしています。今後も特例子会社を中心に、多様な就労機会の提供と雇用拡大が期待されます。

『金融業界』各社の法定雇用率

「金融業界の各社は法定雇用率を達成しているのか?」会社ごとにまとめていますので是非ご覧ください。

メガバンク・銀行

証券会社・投資銀行

保険会社(生命保険・損害保険)

信託銀行・その他金融サービス

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この記事を書いた人

法定雇用率ナビの編集部です。福祉業界員は5年以上在籍しており、企業の障害者雇用や障害者の方々のリアルな就職状況など目の当たりにしてきました。わかりやすい言葉で様々な角度からの情報をお届けできたらと思います。

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